その一杯の、はじまり
甲州というブドウをご存知ですか?千年以上前から山梨で栽培されてきた、日本固有の白ブドウです。長い間、ジュースや食用として親しまれてきましたが、21世紀に入ってから「日本の地で、世界に通じるワインを」という醸造家たちの情熱が、この古いブドウを新しい光の下に置きました。
シャトー・メルシャンは、日本ワインの歴史そのものとも言える存在です。1877年(明治10年)創業という、日本ワイン黎明期からワイン造りに携わる老舗。そのなかでも「岩出甲州」は、山梨市牧丘町の岩出地区という特定の畑のブドウだけを使う、こだわりの一本です。土地の個性を瓶に封じ込める——この「単一畑(シングルヴィンヤード)」という考え方は、フランス・ブルゴーニュの精神に通じます。
テイスティングノート
凛としたミネラル、和柑橘と白い花、繊細な旨味
このワインの個性
10〜12℃(白ワインとしてはやや温度高め。冷やしすぎるとうまみが閉じてしまいます)
白ワイン用の標準的なグラス(チューリップ型が甲州の繊細な香りをよく引き出します)
生まれた場所のこと
日本 — 山梨県山梨市牧丘町(岩出地区)
山梨市牧丘町の岩出地区は、江戸時代からブドウ栽培が続く歴史ある土地。標高約450〜550メートルの緩やかな傾斜地に広がる畑は、南向きで日当たりがよく、甲州の繊細な個性を最大限に引き出す環境が整っています。
気候
内陸性気候。夏の日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい。富士山と南アルプスに囲まれた盆地が、ブドウ栽培に適した特有の環境を作ります。
土壌
火山性軽石を多く含む、水はけのよい土壌。少ないミネラルを求めてブドウの根が深く伸び、凝縮した果実と豊かなミネラル感を生み出します。
シャトー・メルシャン 岩出甲州の豆知識
甲州種のDNA分析の結果、コーカサス地方(現在のジョージア周辺)が原産のVitis vinifera種であることが判明。シルクロードを通って日本に渡ってきたと考えられている
2010年、甲州はOIV(国際ブドウ・ワイン機構)にアジア初の白ブドウとして登録され、国際的なワインの舞台に正式デビュー
岩出地区の土壌は火山性の軽石を多く含み、水はけが非常によい。この「ストレスをかける」環境がブドウに凝縮感を生む
シャトー・メルシャンの前身企業が1877年に設立された「大日本山梨葡萄酒会社」は、日本で最初の本格的なワイン会社のひとつ
シャトー・メルシャン 岩出甲州に似合う料理
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シャトー・メルシャン 岩出甲州
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